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中越沖地震1カ月 復興誓い黙とう 続く避難『早く普通の生活に』2007年8月16日 夕刊
新潟県中越沖地震から一カ月となる十六日、被災地では地震発生時刻の午前十時十三分に合わせて、住民らが犠牲者十一人の冥福を祈って黙とうをささげ、復興への誓いを新たにした。
柏崎市役所、刈羽村役場で職員らが一分間の黙とう。市役所正面には「全国のみなさん応援ありがとうございます」「市民が力を合わせて復興に向けてがんばります」と書かれた二枚の垂れ幕が新たに掲げられた。
柏崎市の会田洋市長は「悪夢を見ているような一カ月間だった。今後は災害に強い町づくりに取り組みたい」と話した。
避難所となっている柏崎小学校では被災者やボランティアが、扇風機の回る体育館で黙とう。一カ月前から避難生活を送る毛利ゆき子さん(65)は「今でも夜になると地震が怖くて眠れない。早く普通の生活に戻りたい」と涙ぐんだ。
崩壊した呉服店の下敷きになって通行中の飯野昌子さん(71)が死亡した柏崎市東本町のえんま通り商店街。呉服店の店主三井田信義さん(67)は現場にキクやユリの花を供えて静かに手を合わせ「冥福を祈る以外に何も考えられない」と話した。
市中心部の円通寺には、倒壊した本堂の下敷きとなり亡くなった猪俣孝さん(76)の遺族が訪れ、花と線香を手向けた。
長男宏さん(46)は「心の穴はまだ埋められないが、家族のきずなを強く持ってがんばっていきたい。父もそう言っているような気がする」。
柏崎市ではこの日、十七カ所に設けられた仮設住宅が完成。先に完成した仮設住宅では十三日から入居が始まっているが、市では「約九百八十人が新たな生活を始める仮設住宅入居のピーク日」としている。